オキアミは、1960年代から食料としての研究がスタートしました。
地球上の食料危機を救うタンパク源として、注目されていたからです。
しかし、結果としてオキアミが食品として陽の目を見ることはありませんでした。それは、オキアミは鮮度が落ちやすい生物だったことに原因があります。
オキアミは捕獲されたらすぐに加工されないと、食品として流通させることができません。それを実現しようとすると、なかなかコストが合わないのが実情でした。
結局、日本では釣りの餌として利用される事が多くなりました。現在でも練り物やかき揚げ、キムチ等には使われているようです。
今までは安定的に供給することが難しかったオキアミ。それが、2000年に入ってからで状況は一変しました。オキアミを海水ごと船上に水揚げし、それを船上でオイルに加工する技術が確立されました。この技術によって、クリルオイルの安定供給が始まり、カナダやノルウェーの企業が一斉にクリルオイルの拡販をしました。
体感性が高く、効果を感じやすいクリルオイルは、あっという間に人気サプリメントに。これが、ここ数年、クリルオイル人気に急激に火がついた経緯です。
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